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「AI導入」は大げさ。最初の一歩は無料で5分で始まる

「うちもそろそろAI使った方がいいのかな」。経営者仲間と話していると、最近ほぼ必ずこの話題になりますよね。でも「AI導入」って聞くと、なんか大がかりなシステム開発に何百万円もかかるイメージ、ありませんか。

実は、最初の一歩は無料で、5分あれば踏み出せます。

「AI導入」って言葉が、ちょっと大げさなんです

「導入」という言葉が良くないんだと思います。専用システムを作って、社員研修して、運用ルール整備して……みたいな大プロジェクトを想像してしまいますよね。

でも実際にやることは、もっとシンプル。ChatGPTやClaude(クロード)といったAIサービスをブラウザで開いて、仕事の相談をする。それだけです。GoogleやYahoo!で検索するのと、操作感はほとんど変わりません。

「AI導入」というより「AIにちょっと聞いてみる」くらいの感覚で、まずは試してみてください。

OpenAIが2025年12月に公開した調査では、ChatGPTを業務で使っている人は1日あたり40〜60分の時間を節約できているそうです。

今日からできる、一番かんたんな使い方

まずはChatGPT(https://chat.openai.com)を開いてみてください。Googleアカウントがあれば無料で登録できます。

開いたら、こんなふうに打ち込んでみてください。

取引先へのお礼メールを書いてください。先日の打ち合わせで見積もりをいただいたことへのお礼です。来週中に発注の可否を連絡すると伝えてください。

10秒もかからずに、ビジネスメールの下書きが出てきます。もちろんそのまま送るわけじゃなくて、自分の言葉に直して、事実確認してから送ればOK。ゼロから書くのと、70点の下書きを直すのとでは、かかる時間がまったく違いますよね。

メール以外にも、議事録の要約、見積もり条件の整理、求人票の文面、SNS投稿のアイデア出しなんかにも使えます。「こういう内容で文章を作ってほしい」とお願いするだけで、だいたい形になります。

コツは「背景情報を具体的に伝えること」。「誰に」「何の件で」「どんなトーンで」と条件を足すほど、使いやすい下書きが返ってきます。料理と一緒で、材料をちゃんと渡せば仕上がりが全然違います。

実際、どれくらい変わるの?

ある企業では、全社員にChatGPTの有料プラン(月額約3,000円)を配布したら、業務時間が30%削減できたそうです。提案資料の作成やアイデア出しが主な使い道です。

MIXI社の事例はもっとすごくて、全社導入から3か月で月間17,600時間の業務時間を削減。社員が自発的に作ったカスタムAIの数は1,800個を超えたとのこと。

中小企業の規模で考えてみましょう。社員5人の会社で、一人あたり1日30分の作業がAIで短縮できたとすると、月20営業日で月間50時間の削減。時給1,500円なら月75,000円分です。無料ツールだけでもこの効果が出るなら、試してみる価値はありますよね。

「でも、うちの仕事は特殊だから……」と思う方、実は多いんです。ただ、どんな業種でもメールは書くし、書類は作りますよね。AIが得意なのはまさにその「どの業種にもある作業」の部分。専門的な判断は引き続き人間がやればいい。

正直なところ、気をつけてほしいこともあります

AIが出す文章は、そのまま使うと微妙なことが多いです。丁寧すぎて人間味がなかったり、事実と違うことをもっともらしく書いてきたりします。この「もっともらしい嘘」はハルシネーションと呼ばれていて、AIの構造的な弱点です。

なので、出力をそのまま鵜呑みにするのはNGです。特に契約書、法律関連、医療情報、お金に関わる内容は、必ず人間がチェックしてください。「AIに任せる」のではなく「AIと一緒にやる」というスタンスが大事だと思っています。

無料のAIサービスに、社内の機密情報や顧客の個人情報は入力しない方がいいです。ChatGPTなら設定画面から「チャット履歴とトレーニング」をオフにすると学習に使われなくなります。最初にやっておくことをおすすめします。

私はこんなふうに使っています

私自身の話をすると、今はClaude(Anthropic社のAI)を仕事のメインツールとして使っています。Web制作の仕事で、クライアントへの提案文の下書き、コーディングの補助、ブログ記事の構成案作りなどに活用しています。

一番変わったのは「考える前の整理」の時間です。以前は企画書を書くとき、情報を集めて、構成を考えて、下書きを作って……と半日かかっていました。今はClaudeに「こういう案件で、こういう条件の企画書を作りたい」と伝えると、10分で構成案が出てきます。そこに自分の経験や知識を足して仕上げるので、品質は落ちません。作業時間は半分以下になりました。

AIが書いたものをそのまま出すのではなく、構成と素材をAIに作らせて、仕上げは自分でやる。このバランスが今のところ一番しっくりきています。

まず「メール1通」だけ、試してみてください

AIの活用法を調べ始めると、情報が多すぎて何から手をつければいいかわからなくなりますよね。だから、まずは1つだけ試してみてください。

明日の朝、取引先に送るメールの下書きをChatGPTに頼んでみる。それだけでOKです。

「便利だな」と感じたら、次は議事録の要約、その次はSNS投稿の案出し……と少しずつ使う場面を増やしていけば、気がついたら「AI導入」は終わっています。大げさなプロジェクトなんて必要ありません。

「うちの業務にどう取り入れたらいいかわからない」という相談も、RELATED DESIGNではお受けしています

「こんな初歩的なことを聞いていいのかな」と思う内容ほど、実は多くの経営者の方が同じことで悩んでいます。気軽に声をかけてもらえると嬉しいです。

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